PVCとTPOシート
TPOは常温ではエラストマー(弾性体)であり、ゴムのような性質を持ちながら、一般のプラスティックと同様の成形加工のできるユニークな合成樹脂です。最近では、自動車の部品に採用されるなど、今後も成長が期待できる材料です。
製品の特長
- PVCとTPOは屋根膜や防水性プール、ダム、運河、貯水池だけでなく、最近は一般の家の屋根にも使われ、他にも商業ビル、倉庫、展示ホール、行政施設などの使用例があります。
- 屋根膜生産機器メーカーとしてKM社は世界中のトップ企業であり、押出機単体だけでなくシステムソリューションや顧客オーダーメードのターンキーでの供給まで行っています。
- 通常の黒い屋根膜と比べPVCとTPOは白色が選択でき、そのために熱の拡散が可能となり大きな省エネに繋がります。
- 使用環境温度も-40℃から+70℃の広い範囲で使われ、USA(カルフォルニア)からロシアまで世界中の国々で使われています。
- 膜材は国際発火耐性基準をパスする必要がありまするが、PVCもTPOも近代的な建設材として当需要に十分に適合しています。
- KMの押出ラインでは最大5t/hの高吐出量が可能です。(二軸押出機の最適設計によるインライン配合)
- 主にTPO材の混合処理には同方向2軸スクリューが使われていますが、材料の均質化に適しています。
- KM社の異方向回転二軸押出機は、PVCのように熱や機械的な混練ストレスに敏感な材料に最適な装置です。