シリコーンゴム電線ライン
シリコーンゴム電線は屈曲性や耐熱性などの材料の特長を活かし、電気自動車の充電ケーブルや車載用ケーブル、電機/電子機器などの様々な分野でその特性が見直され、使用されております。
弊社のシリコーンゴム電線ラインは、外径1㎜以下の細線からφ30㎜近い太線までお客様の製品仕様やレイアウト、生産量などの様々なご要望に適した押出機をはじめとする豊富な製品レパートリーの中から各々の装置を選定し、長年の実績や経験を組み込んだシリコーンゴム電線ラインのご提案をさせていただいております。
弊社のシリコーンゴム電線ラインは、外径1㎜以下の細線からφ30㎜近い太線までお客様の製品仕様やレイアウト、生産量などの様々なご要望に適した押出機をはじめとする豊富な製品レパートリーの中から各々の装置を選定し、長年の実績や経験を組み込んだシリコーンゴム電線ラインのご提案をさせていただいております。
製品の特長
1.サプライスタンド
- 昇降機能の無い、軽量小径ドラム用の片持ちシャフト式の廉価版タイプから、鍔径Φ1000㎜以上の大型重量ドラム用の昇降機能付タイプまで各種取り揃えております。
どのタイプもブレーキ式、駆動タイプを選択することが出来ます。
2.シリコーンゴム押出機
- 用途や押出量により、スクリューサイズ20㎜~120㎜まで取り揃えております。
また、脱気機能付きのベント式押出機も各サイズ取り揃えておりますので、ご要望に見合う最適な押出機をご提案及びご提供いたします。
- シリカによる耐摩耗対策として、交換に手間の掛かるシリンダー内面は最初から耐摩耗金属を標準で採用しております。
- 押出温度変化により敏感な架橋反応が見られるシリコーンゴムにつきましては、せん断による発熱を抑えたスクリューを採用しております。
3.プレヒーター
- 細物の絶縁用には、線速追従機能を有する誘導加熱式プレヒーター(弊社独自製品)、シース線やヒーター線、曲げ半径の大きな太物導体など誘導加熱が使用出来ないケーブル用として、電熱炉タイプの2種類からお選びいただけます。
①誘導加熱式プレヒーター
誘導電圧を利用して導体を加熱するため、線速追従が可能です。
②電熱炉式プレヒーター
誘導加熱式が使用できない絶縁体のあるヒーター線やシース線に適しております。
また曲げずに炉内を通過して加熱させるため、太線用として使用ができます。
4.横型加硫槽
- 縦型加硫槽と比較し、早いライン速での生産が可能となっております。(注:加硫条件や設置スペースによります)
- 設備の高さが低いため、一般的な工場の高さがあれば、建屋の改修工事が不要で設置できます。
- 床上で作業ができるため、メンテナンスや作業が容易に行えます。
5.束取機
- 小型化した結束機は2箇所同時に結束することができるため、生産速度の改善に繋がります。
(弊社実績値より束条長100mm、2箇所結束時のライン速260m/min)
- 電子トラバースを採用することでターン位置の一時停止や巻始め位置、下降/上昇の各ピッチなどをタッチパネル上で自由に設定できるため、ケーブルの特性に合わせた最適な条件で巻き取ることができます。
また、設定した条件をレシピ管理することで、段取り時間の短縮や作業者の技量に関係なく巻姿を再現することができます。
- 巻始め端末や最終端末の位置に合わせて結束を行うことができるため、長くはみ出たケーブルが次工程でのシュリンク包装の損傷や、搬送時にケーブルが引っかかりラインが停止する等の不具合を防止できます。
また、PPバンドの余長の長さも調整でき、余長を長くすることで人手によりPPバンドの除去が容易となるため、次工程作業の改善につながります。