ピン式ゴム押出機
ピン式ゴム押出機はシリンダーからスクリューの中心に向かって数十本のピンが突出しており、スクリューのフライト部はピンとの干渉を避け、ピンが通れるように円周方向に溝が切ってあります。
ピンを取り付けることにより、以下のように数多くの効果が得られます。
・フィードゾーンのすぐ後のピンはシリンダー・ライナーと冷たいゴムコンパウンド間の摩擦係数を増大させ、ゴムの軸方向の流れと円周方向の流れの比率を変えます。これによりスクリューの搬送能力を増大させます。
・ゴムコンパウンドが加熱されるピンシリンダーの中央部ではゴムの流れがピンにより分断され、その後ピン部を通過すると再度合体するため、比較的低いせん断速度で流れます。
ピンを取り付けることにより、以下のように数多くの効果が得られます。
・フィードゾーンのすぐ後のピンはシリンダー・ライナーと冷たいゴムコンパウンド間の摩擦係数を増大させ、ゴムの軸方向の流れと円周方向の流れの比率を変えます。これによりスクリューの搬送能力を増大させます。
・ゴムコンパウンドが加熱されるピンシリンダーの中央部ではゴムの流れがピンにより分断され、その後ピン部を通過すると再度合体するため、比較的低いせん断速度で流れます。
製品の特長
- ピンによりスクリューの搬送能力が増大される為、高押出量が可能です。
- せん断速度が低くなる為、低温押出が可能です。
- 低い動力消費(省エネ)での運転が可能です
- ピンによりゴムの練り効果が上がる為、押出製品をより均一に生産できます。
- 汎用性が高いため、広範囲のゴム材に対応しております。
- 吐出時に脈動がなく生産できます。
標準仕様
- スクリュー径 :φ60 ~ φ150mm
- L/D :12 ~ 16(ベントタイプは20D)
- シリンダー材質:SACM645 窒化処理
- スクリュー材質:SACM645 窒化処理
- 設計耐圧 :常用35MPa MAX50MPa