ワンステップシラン架橋押出機
ポリエチレンケーブルは、絶縁性という面では優れた特徴を持っていますが、加熱に対して変形するという弱点があります。
その弱点を、架橋という方法で分子間結合を高めることにより、改善出来ることは既に良く知られています。しかし幾通りかある架橋方法の多くはラインを専用化するため、高額な設備費用が掛かることが難点でした。
そこで弊社はベースポリマーであるポリエチレンとシランカクテル(シランカップリング剤)を押出機のホッパー部で一緒に供給し、シリンダー内でグラフト反応を起こさせるワンステップシラン架橋方式を採用しております。
この方式は押出機部分の変更でその他の前後装置は既設ラインを使用することが出来るため、比較的安価な投資金額かつランニングコスト低減や作業性など、大幅な改善が期待出来る製造方法です。
弊社では、自社独自開発のシランインジェクションと一緒にお客様の仕様に合わせたワンステップシラン架橋用押出機を各サイズ取り揃えています。
その弱点を、架橋という方法で分子間結合を高めることにより、改善出来ることは既に良く知られています。しかし幾通りかある架橋方法の多くはラインを専用化するため、高額な設備費用が掛かることが難点でした。
そこで弊社はベースポリマーであるポリエチレンとシランカクテル(シランカップリング剤)を押出機のホッパー部で一緒に供給し、シリンダー内でグラフト反応を起こさせるワンステップシラン架橋方式を採用しております。
この方式は押出機部分の変更でその他の前後装置は既設ラインを使用することが出来るため、比較的安価な投資金額かつランニングコスト低減や作業性など、大幅な改善が期待出来る製造方法です。
弊社では、自社独自開発のシランインジェクションと一緒にお客様の仕様に合わせたワンステップシラン架橋用押出機を各サイズ取り揃えています。
製品の特長
1.弊社独自開発シランインジェクション
弊社が独自に開発したシランインジェクションはシランカクテル材の吐出バラツキ無く、回転数を上げてもリニアに押出機へ供給することができます。
2.シリンダー及びスクリュー形状
シリンダー:シランカクテルが付着した樹脂ペレットを滑らせずに安定してシリンダー先端側に押し出すため、ホッパー下は溝付きライナーを使用しております。
また、溝形状も溝部にシランカクテルが残留し難い形状となっております。
スクリュー:シランカクテルと樹脂ペレットを均一に混ぜるために、特殊形状を採用しております。
3.温度制御
均一した架橋反応には安定した温度制御が必要なため、各ゾーンの加熱冷却方式を温油循環式と電熱ヒーター+ブロア式から仕様に応じて採用しております。
4.メンテナンス性
押出機、シランインジェクション及び制御の全てを弊社で設計から製作まで行っております。
使用する部品も特殊なもの以外は基本的に日本国内メーカー品を採用しているため、消耗品等の入手も早期対応が可能です。
PLCにつきましてもお客様が使い慣れた国内メーカーを使用することができ、また三葉でプログラム設計など行っているため、納入後お客様の方で変更することも可能です。
5.ラインでのご提供
弊社は押出機、シランインジェクション以外に引取機や巻取機など付帯装置も自社で設計、製造を行っており、お客様のご都合に応じて生産ライン1式としてご提案及びご提供させていただきますので、お気軽にご相談下さい。