TPX樹脂押出機
TPXⓇ樹脂(三井化学社商標名/一般名ポリメチルペンテン)は耐熱性、離型性、透明性に優れたポリオレフィン系樹脂です。
ゴムホース製造現場では、その特長を活かして鉛の代替品として加硫時シース用やリサイクル性よりマンドレル用で数多くの会社や製造現場で使用されています。
三葉製作所では、 TPXⓇ樹脂発売当初より専用押出機を製作販売して参りましたが、このたびバージョンアップした新タイプを開発しました。
ゴムホース製造現場では、その特長を活かして鉛の代替品として加硫時シース用やリサイクル性よりマンドレル用で数多くの会社や製造現場で使用されています。
三葉製作所では、 TPXⓇ樹脂発売当初より専用押出機を製作販売して参りましたが、このたびバージョンアップした新タイプを開発しました。
製品の特長
1. 低温高吐出押出
新型押出機は、フィード部ライナーの溝とスクリューに特殊な形状を採用することで、せん断発熱による樹脂の粘度低下を防ぎ、スクリュー高回転域でも比押出量が下がることなく、回転数に応じた安定した吐出量で押し出しが可能となりました。その結果、スクリューの使用回転域が広がり、高吐出に繋がります。
下記のグラフは、新型90㎜押出機と当社従来型120㎜押出機の押出データーの比較で、同スクリュー回転時でも新型の方が吐出量が優っており、高回転域で使用出来ることを考えると従来型の1~2サイズ小さな押出機で従来の押出量を補うことが出来ます。
2.省スペース・材料ロスの低減
上項のグラフより、新型押出機は従来型に対して、スクリュー径とL/Dをサイズダウンした押出機で、必要吐出量を補うことが出来るため、省スペース化に繋がります。
また、サイズの小型化によりシリンダー内の残材量を低減できるため、材料コストの削減にも貢献します。
※シリンダー内残材料50%削減(当社比:右図押出機サイズにて)
3.豊富なサイズバリエーション
新型押出機は、スクリュー径φ50㎜~φ150㎜まで取り揃えておりますので、必要押出量によりお選び頂けます。