三葉製作所の技術TECHNOLOGY
三葉製作所は、樹脂用押出機とゴム用押出機の両方を製造する世界でも有数のメーカーです。
近年製品機能の向上により、非汎用材料が増加していますが、樹脂用とゴム用押出機を長年手掛けて来た三葉製作所であれば、多種多様な押出材料に対応することが可能です。
当社の設計部隊は、押出機本体や付帯装置の設計と、配線や電気制御の設計の2部門に分かれます。総勢150名の社員の内、約40名が設計に携わります。1枚の図面から大量の製品を生産する「大量生産」とは異なり、1台の機械のために100枚以上の図面が必要となる、当社の「完全受注生産」を支える設計チームです。
機械の仕様検討に当たっては、お客様の生産計画、工場のレイアウト、動線など様々な制約があります。それらの制約を踏まえ、過去の経験やノウハウと、新しい技術を融合することで、お客様のニーズを満たす機械が生まれます。
押出機の性能を大きく左右する部品として、シリンダーの中で材料を攪拌するスクリューがあります。ゴムや樹脂の押出成形品の品質を左右する最も重要な部品の一つです。当社ではスクリュー形状と材料、生産性の相関性を大量の実験データからデータベース化し、最適なスクリュー形状をお客様に提案することができます。
押出機以外の付帯装置も自社で設計および生産していることから、数多くの製品群よりお客様の仕様に合った装置を、ラインとして構成しご提案することが可能です。
また、押出機や付帯装置だけでなく、ソフト電気設計も社内で行っており、機械とソフトを一体で設計することで、自動化、レシピ化、IoT、安全対策などのご要望にも柔軟に対応いたします。
三葉製作所は、様々な生産設備をシステムとしてご提案し、お客様のビジネスをサポートいたします。
さらに既存の技術に満足することなく、世界的に主流となっている高吐出樹脂押出機や、微細発泡が可能な超臨界発泡押出機など、次世代押出機の開発にも力を注いでいます。